小学生の頃、恐怖に怯え、コタツに潜りながら見たツイン・ピークス。
WOWOWだったかな。
その頃、ツイン・ピークスは一世を風靡していて、そのどこか奇妙でおかしくもユーモラスな世界観を見て以来、
この人の世に媚びない姿勢が大好きです。
日曜日の原宿。人でごった返すビルの一角に確かに在りました、リンチワールド。
つい最近もヒカリエで小型の展示会を見ましたが、今回のは大型作品やショートムービーも多数含め、広大な世界観が広がっていました。
まさしくツイン・ピークス後半部分の、あの不思議でミステリアス、そしてぶっ飛んだ感じ。
色気とはアンチノミー。二律背反だと聞いた事があります。
どちらにも証明できる矛盾・パラドックスだと。
悲しさの中に明るさ。大人っぽさの中に子供っぽさ。
悪さの中に優しさ。危なさの中にかわいさ。強さの中に弱さ。
二律背反が人に不安を与え、不安が正体を知り安心したいという好奇心を生み出し、
惹かれる=色気を感じる。
まさしくこの人はこの類いだと思います。
おぞましくも、かわいらしい 。
惚けているのに、訴えている。
どこか悲しくも、ほのかに明るいリンチ展。
どうでっか?
■デヴィッド・リンチ展 〜暴力と静寂に棲むカオス
会場:ラフォーレミュージアム原宿(ラフォーレ原宿6F)
会期:2012年11月10日(土)〜12月2日(日)